トランスルーム
アナログ モジュレーション リバーブ

生産終了品

"TRANSROOM - analog modulation reverb" (TRR) は残響音を作り出すエフェクターです。

BBD (バケツリレー素子)によって生み出させる、柔らかく暖かい音色が 特徴です。

モジュレーションにより残響音を揺らすことで、リッチで濃厚なコーラス効果や派手に揺れるビブラート効果などによる多彩な残響音を得ることができます。

CV PEDAL ジャックによりエクスプレッションペダル等で"D.TIME"をコントロールすることができます。

コントロールは上段左からEFFECT LEVEL、DECAY、中段右にD.TIME, 中段左と下段がMODセクションでDEPTHとRATEです。EFFECT LEVELはエフェクト音の音量を調節するツマミです。原音は常に出力され、残響音を加えていきます。DECAYは残響音の長さを調節します。D.TIMEはディレイタイムを調節するツマミで、残響する空間の大きさを決めます。MODセクションのDEPTHは揺れのかかり具合を、RATEは揺れのスピードを調整します。

ジャックは上面にあります。左からDC９Vセンターマイナスの外部電源ジャック、EXP、OUT (STEREO)、OUT (MONO)、INがあります。EXPに接続するエクスプレッションペダルは"Roland EV-5"が適しています。

TRANSROOMはBBDと呼ばれるアナログICを搭載しています。BBDアナログリバーブは1980年代中期から後期にかけて わずか数機種しか生産されていません。デジタルの攻勢に、アナログリバーブの後継機種が生産されることは無かったようです。しかし葬り去り続けるにはあまりに惜しい、美しいトーンがあります。